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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

PTSD

 DSMにPTSDが収載されたのは,戦争体験から生じた傷害について認識し,治療や補償を得ようとしたベトナム帰還兵の努力の結果である。悪名高いミーライ村の戦闘での生存者には,惨劇を目撃しただけの帰還兵もいたが,それに加担したものもいた。PTSDの採用を主張する際,帰還兵らは,残虐行為に加わったものと単なる目撃者を区別しなかった。傷を負わせた戦闘員なのか非戦闘員であるかを問わず,皆が残忍な戦争の後遺症に苦しむ参戦者だとみなされたのである。

ハーブ・カチンス,スチュワート・A・カーク 高木俊介・塚本千秋(監訳) (2002). 精神疾患はつくられる:DSM診断の罠 日本評論社 pp.146-148

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