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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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軍と大学

軍がときにはベイズを受け入れたのに対して,大学の統計学者たちは断固としてベイズを受け入れまいとしてきた。この態度の違いが何に由来するのかは,未だによくわからない。軍がこの手法を信用するようになったのは,第二次大戦や冷戦の間に極秘にベイズを使っていたからなのか。それとも,軍がコンピュータを使うことをあまり恐れなかったからなのか。あるいは,軍のほうが強力なコンピュータを使いやすかったというだけのことなのか。第二次大戦や冷戦を巡る情報の多くが今なお機密扱いであることを考えると,これらの謎はこの先も解けずに終わるのかもしれない。

シャロン・バーチュ・マグレイン 冨永星(訳) (2013). 異端の統計学 ベイズ 草思社 pp.385
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