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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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酸素消費量や血流量

感じる,考える,知覚する,行動するなど,脳のおかげで私たちのできることはすべて,脳内の酸素消費量と局所的な血流量の変化と結びついている(相関している)という事実を,fMRIは裏づけてくれる。写真を見たり,計算問題を解いたりといった課題に取り組むと,たいてい脳の特定領域が使われ,酸素を豊富に含む血液がより多く流れ込む。血流量が増え,それに伴って酸素の量が急増すれば,ニューロンの活動が増加していると解釈できる。なぜ「増加」なのかといえば,それは,生きている脳全体がいつも活動しているからだ。常に血液が循環し,常に酸素が消費されている。本当に沈黙した脳というのは,死んだ脳にほかならない。

サリー・サテル スコット・O・リリエンフェルド 柴田裕之(訳) (2015). その<脳科学>にご用心:脳画像で心はわかるのか 紀伊國屋書店 pp.35
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