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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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経験でしか語れない

人はだれでも自分の経験を通してしか物事を測ることができない。中学校や高等学校は自分が出たころとそんなに変わっていないと思い込んでいるし,大学もまた自分が大学生活を送ったころから変わっていないだろうと信じこんでいる。
 その大学生活の思い出といえば,遊びやアルバイトに明け暮れ,適当に単位をかき集めただけの記憶しかなかったり,あるいは実験室でずっと先輩の大学院生の共同研究を手伝っていたり,部活やサークルの活動にかまけていたり,就活を終えて卒業旅行を楽しんだりと人によってそれぞれ違うだろうが,いずれにしてもそのころの大学と現在の大学は基本的にはそんなに違っていないだろうと思っている人が多い。だから,一般の人は大学,あるいは国立大学のことについてほとんど知らないし,またそんなに大学の変化には関心を抱いていない。

室井 尚 (2015). 文系学部解体 KADOKAWA pp. 4
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