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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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改革と転落

要するに91年の大学設置基準の大綱化以降,日本の国立大学および,やはり私学助成金の減額を恐れて文科省の指導の下に似たような「改革」を行ってきた私立大学は,どんどん頽落の道を転がり落ちていっているのである。そのことは大学の内部にいる者たちにははっきりと見えているのだが,残念ながら大学の外の人たちからはまったく見えないようなのである。外側から見れば,まだまだ国立大学はひだまりの中で特権を謳歌している,改革努力の足りない遅れた組織なのだ。そして,惰眠をむさぼる大学と大学人を覚醒させるためには,国家が強力にコントロールしていかなくてはならないと本気で思っているのである。

室井 尚 (2015). 文系学部解体 KADOKAWA pp. 75-76
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