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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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解釈か刺激内容か

パーソナリティ測査やパーソナリティ研究においては,研究の焦点が観察者の解釈にあるのか,観察された行動のもつ刺激内容にあるのかが明確でないことが多い。ある研究では,他者や対象物についての観察報告から,他者や対象物によって観察者内に引き起こされた印象や判断を明らかにしている。またある研究では,観察者の印象や主観的判断を低減するような方法で,被観察者の行動そのものについて研究することも可能である。この2つの方略は全く異なっているのだが,実際には両者が混同されていることは,われわれが計量心理学的方法において見てきたとおりである。

ウォルター・ミシェル 詫摩武俊(監訳) (1992). パーソナリティの理論:状況主義的アプローチ 誠信書房 pp.68
(Mischel, W. (1968). Personality and assessment. New York: John Wiley & Sons.)
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