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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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英雄の旅

英雄が滑稽であろうが立派であろうが,ギリシア人だろうが未開人だろうが,キリスト教徒だろうがユダヤ教徒だろうが,英雄の旅は本質的な計画においてほとんど変わらない。よく知られている話では,英雄の活躍を肉体的に表現している。高尚な宗教では倫理にかなう行為で表す。それでも冒険やそこに関わる登場人物の役割,手にする勝利の形態には,驚くほど差異がない。元型的なパターンの基本的な要素が1つ2つ,目の前のおとぎ話や伝説,儀礼,神話などから取り除かれても,なんとか意味はわかる。このあと説明するが,取り除くこと自体が,歴史や異常を明確に示すのである。

ジョーゼフ・キャンベル 倉田真木・斎藤静代・関根光宏(訳) (2015). 千の顔をもつ英雄[新訳版][上] pp.66
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