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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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子供の教育にこだわる

新上流階級の親たちが最もこだわるのは子供の大学進学である。子供が10代になると,彼らの頭は大学入学制度のことでいっぱいになる。これは一般のアメリカ人にはまず見られない現象である。アメリカの大学で入学が難しいのはごく一部でしかなく,それ以外の大学は,願書に高校の一定水準以上の学業成績証明書と大学進学適性試験(ACTあるいはSAT)の結果を添付して提出すれば,それだけで入れる。もちろん一般の親たちも,子供が第一志望の州立大学に入れるだろうかと気にかけはするだろうが,それ以上に悩むことはない。子供の進学先が『USニューズ&ワールド・リポート』誌の大学ランキングでベストテンに入っていないからといって,眠れぬ夜を過ごしたりはしない。

チャールズ・マレー 橘 明美(訳) (2013). 階級「断絶」社会アメリカ:新上流と新下流の出現 草思社 pp.70
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