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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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利用可能性ヒューリスティックの例

10個の停留所があって,2個の停留所に止まるバスと8個の停留所に止まるバスを考えた場合,どことどこに止まっていくかのバリエーションを考える。10個の停留所から止まる2個の停留所を選ぶ場合の数も,止まらない2個の停留所を選ぶ場合の数も全く同じである。しかし,様々な個数の止まり方の場合の数を推定してもらうと,結局多くの人が2個の駅に止まるパターンの方が8個の駅に止まるパターンよりもずっと多いような回答を行う。2個のバリエーションを考える方が自由度が高くてたくさんつくることができる感じがするので,多くの選択肢があるように思ってしまうのである。(Tversky & Kahneman, 1973)


北村英哉 (2003). 認知と感情-理性の復権を求めて ナカニシヤ出版 p.72


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