忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

外向性の核心

 ここでようやく私たちは,外向性とは何かということの核心をつきとめたことになる。すなわち外向性とは,ポジティブな情動の反応に見られる個人差である。外向性のスコアが高い人は反応性が高く,仲間,興奮,達成,賛美,ロマンスなどの快感を手に入れるために必死になる。一方,スコアの低い人はポジティブな情動システムの反応性が低いため,こうしたものを手に入れることの心理的利益も少ない。両者にとってそれらを手に入れるためのコストが同じだとすれば,内向的な人は外向的な人ほどその獲得に心をそそられないのである。

ダニエル・ネトル 竹内和世(訳) (2009). パーソナリティを科学する 白揚社 pp.104
(Nettle, D. (2007). Personality: What makes you the way you are. Oxford: Oxford University Press.)
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]