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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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肉食の類人猿

 これまで何百もの狩猟採集民の文化が記録されているが,そのすべてにおいて,肉食が食生活の重要な部分を占めている。摂取カロリーの半分を肉から得ていることも多い。200万年以上前に動物を殺していたハビリスにとっても,肉は同じくらい重要だったことがわかっている。他方,彼らに先行するアウストラロピテクスが,チンパンジーと同じく異なる捕食行動を取っていたことを示す証拠はほとんどない。。チンパンジーは機会さえあれば,サル,子豚,レイヨウの子などを捕らえるが,肉をまったく食べずに数週間,長いときには数カ月すごすこともある。霊長類のなかで私たちだけが熱心な肉食動物であり,大型獣を殺して肉を取るのだ。

リチャード・ランガム 依田卓巳(訳) (2010). 火の賜物:ヒトは料理で進化した NTT出版 pp.7
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