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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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知的な依存

 5つ目の教育方針は「知的な依存」である。子どもたちは,何事も自分で判断せず,教師の指示を待つように教えられる。彼らが何を学ぶべきか,彼らの人生に何が必要かなど,重要な判断はすべて専門家が行なう。専門家とは,私のような教師であったり,その背後にいる「影の雇い主」であったりする。実際,こうした判断はむしろその雇い主の仕事で,私の仕事は彼らの命令を実行し,逸脱者を罰することだ。学校にとって,優等生と劣等性の違いは,こうした思考のコントロールがどれだけ行き届いているかによる。

ジョン・テイラー・ガット 高尾菜つこ(訳) (2006). バカをつくる学校:義務教育には秘密がある 成甲書房 pp.26-27
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