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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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信者か同志か

 かつてケネディ大統領は,「国が諸君に何をしてくれるかではなく,諸君が国のために何ができるかを問うてほしい」と言った。これはまさに,大衆としての「諸君」と,きわめて抽象的な存在としての「国」との力関係を示したものであり,「国家」の要求が「家庭」の要求に勝るという政治哲学を表現したものである。もしあなたがこの考えに抵抗を感じないなら,あなたもその哲学の信者ということであり,現在の学校制度はうまく維持されるだろう。しかし,もし自分や自分の家庭が国家の付属物であることに抵抗を感じるなら,私たちは同志だ。もうこれ以上,学校を増やしてはならない。

ジョン・テイラー・ガット 高尾菜つこ(訳) (2006). バカをつくる学校:義務教育には秘密がある 成甲書房 pp.124

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