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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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二極化

 ここには大事な点がある。何が本当かをめぐる論争は,2つの根拠薄弱な立場に二極化しがちだ。一方の極には相対主義者がいる。現実とはわけのわからぬものであり,私たちは何も本当に知ることはできない,あらゆる視点を受け入れ,権威とされているどんなものにも疑念を抱くべきだと示唆するポストモダンの理論家たちだ。この立場の極端な変種は,超常現象があるという信念や陰謀説など,証拠が乏しい,あるいはまったくないさまざまな信念をすべて正当なものと認める。もう一方の極には,絶対主義者の領域がある。この人々は,事実は事実だと主張し,権威ある知識への異議申し立てに我慢できない。

ジョエル・ベスト 林 大(訳) (2007). 統計という名のウソ 白揚社 p.205.
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