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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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半分に分ける線

 直観的にもわかることだと思いますが,社会の真ん中に引かれた分断線というのは,社会の上端や下端に引かれている線よりも多くの人にかかわるため,大きな影響力をもちえます。しかもこの比率で上下が分かれている場合,ちょうど真ん中という人たちがいないわけですから,「普通程度の学歴」や「平均的な学歴」を示すことができず,分断された状態にあるといわざるをえないわけです。このことは,だれもが「学歴格差の社会」に巻き込まれる状況を生みます。いまの日本社会を広く見渡してみても,9対1とか7対3ではなく,このようにほぼ5対5に社会を分ける区分線は,性別を別とすると,この学歴分断線以外には損z内していないのです。

吉川 徹 (2009). 学歴分断社会 筑摩書房 pp.53
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