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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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子どもの分類

 子どもたちは生まれつき,世界をさまざまな種類のものに分類する。分類の境界線をどこに引けばよいかよく分からなかったり,ある領域の属性を誤って別の領域のものと判断してしまったりすると,超自然的な思考を持つようになる。たとえば,おもちゃ(物理的属性)は夜になると動き出して(生物学的属性),感情(心理的属性)も持つようになると子どもが考えているなら,これは物事の自然な秩序に反することだ。思考が人の心から心へと伝わると思っているなら,思考とは何か,どこから生まれてくるのかを誤解している。幼い心で分類したカテゴリーの属性が一緒くたになってしまうと,超自然的な思考につながるのだ。動くうえに感情もある無生物ときたらマジックだ。人の心から心へと伝わる思考は別名,テレパシーという。

ブルース・M・フード 小松淳子(訳) (2011). スーパーセンス:ヒトは生まれつき超科学的な心を持っている インターシフト pp.161-162
(Hood, B. (2009). Supersense: Why We Believe in the Unbelievable. London: HarperCollins.)
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