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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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鶴の一声

 意見が割れてまとまらないとき,鶴の一声でまとまることがある。日本でも戦国時代の城主は,家臣たちに思う存分議論させて,議論が出尽くしたところで意思決定をしていたという。2009年ころの宰相で他の意見を聞かずに数兆円もの国のお金を使ってしまった人物がいたが,それと比べると戦国時代の城主はかなり民主的だったことがわかる。民主的な国であればあるほど,鶴の一声がないと物事がまとまらない。国家存亡の危機には,だれも何が最良の戦略かわからず,自分の考えを繰り返して議論が平行線を辿るのである。

松井彰彦 (2010). 高校生からのゲーム理論 筑摩書房 pp.65
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