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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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あたりまえだと

 人が類型化を好む理由については数多くの学説があるが,わたしは共通する要因をひとつ発見した。他人も自分と同じような選択肢で考えていると思い込むのだ。他人の「利害」は,自分の「利害」とはかけ離れているのがふつうなのだが。クウェートの外交官に言わせれば,「駐車券で自分が得をするために,アメリカの制度を利用している」わけではない。「できが悪く不必要で,不適切な法律は自分の判断で無視する」という当たり前の行為をしているにすぎない。

タイラー・コーエン 高遠裕子(訳) (2009). インセンティブ:自分と世界をうまく動かす 日経BP社 pp.31-32
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