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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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変化

 自然というのは,絶えず変化するものです。人の心も自然と同じです。明るくなったり,暗くなったり,笑ったり,泣いたり,怒ったり,絶えず変化するものです。
 その変化を自然と受け入れることが,心にとってはもっとも負荷がかからないのです。
 しかし,ポジティブシンキングが強いと,心のプラス面だけを受け入れてマイナスの面は否定したり排除しようとする不自然な動きになってしまいます。
 その不自然さは心が辛い時や悲しい状態にある時には大きな負担となります。
 そんな時に無理にポジティブシンキングをしようとすると,かえって苦しくなってウツ気分に陥ったり,ウツ病やウツもどきにかかっている時にはいっそう深いウツ症状をまねいたりするのです。

植木理恵 (2010). ウツになりたいという病 集英社 pp.98
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