全米住宅建設者協会のデータによると,ここ35年で1世帯あたりの人数は減少したが,家の面積は66パーセントも増加した。さらに,大きい家が新築される数も飛躍的に増加した。2400平方フィート[約220平米]を超える住宅の数は,1970年とくらべて4倍になった。現在では新築住宅のほぼ半数が2400平方フィート以上だ。この傾向を強めたのは,家族が個々に用を足せるだけの部屋数がほしいという気持ちである。浴室が1つしかない住宅の割合は,1970年の52パーセントから5パーセントにまで減少している。逆に,浴室が3つ以上ある家は1970年にはほとんどなかったのに,現在は全体の25パーセントをやや上まわる。
ジーン・M・ドゥエンギ/W・キース・キャンベル (2011). 自己愛過剰社会 河出書房新社 pp.159
(Twenge, J. M., & Campbell, W. K. (2009). The Narcissism Epidemic: Living in the Age of Entitlement. New York: Free Press.)
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