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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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多数に流れる

 そして,杉森は当時の高等学校の左傾的雰囲気に追随した自らの心理をつぎのように分析している。こうした雰囲気では,共産主義に疑問を感じていた者でも,激しい嘲笑と罵倒をおそれて沈黙せざるをえなかった。左翼の英雄気取りの指導者に違和感と疑問を覚えながらも,正義を御旗にしたかれらに反抗することは,「時代を理解しない頑固者」というレッテルを貼られることになる。革命がくるにちがいないとおもったことはたしかだが,他方では「仲間はずれになるのがいやだったのだと思う」と。

竹内 洋 (2001). 大学という病:東大紛擾と教授群像 中央公論新社 pp.142
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