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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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ゲシュヴィンド理論

 ゲシュヴィンド理論は大規模なために段階を分けて説明しよう。まず,次の3つがゲシュヴィンド理論の骨子である。

 (1)きき手を含めたラテラリティは,大脳皮質の解剖学的非対称性を直接反映している。
 (2)人口の70%は右ききで,左脳が言語機能を担う「標準的ラテラリティ」であり,残りの30%は左ききで右脳あるいは左右両方の脳が言語機能に関係する「変則的ラテラリティ」である。後者が遺伝によってのみ生じることは稀であり,妊娠中の中〜後期の非遺伝的な要因つまり環境要因によって生じる。
 (3)環境要因としては,性ホルモン,とくにテストステロンが中心的な役割を果たし,妊娠中〜後期の胎児に影響する。

八田武志 (2008). 左対右:きき手大研究 化学同人 pp.117-118
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