忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

映画村の歴史

 映画村の歴史,御存知ですか。東京の人は知らんでしょうね。
 東映太秦映画村が誕生したのは,たしか昭和50(1975)年やったと思いますから,いまから約30年ほど前のことです。
 そのきっかけは,リストラですわ。
 当時,テレビが急激に普及したために,映画人口が減り,それにともなって撮影所も存続の危機に陥ったんですわ。それで,どうしようかと思った時に,活動屋たちが自らの生き残りをかけて取り組んだのが最初です。
 このままでは,撮影所が危ない。映画もまったく作れなくなる。なんとか,別の商売をして,その儲けた金で映画を作り続けようということになったんです。つまり,一種のリストラ対策なんですわ。
 最初は東映からの60人の出向社員でスタートしたんやそうですわ。でも,大変やったそうですね。誰だって,なんや遊園地みたいなところに行くのは嫌やないですか。映画の仕事をしていたのに,左遷やから。
 「活動屋による活動屋のための仕事や」と説得しまくったらしいです。

福本清三・小田豊二 (2007). おちおち死んでられまへん:斬られ役ハリウッドへ行く 集英社 pp.141
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]