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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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キリスト教徒の汚さ

 『千夜一夜物語』に登場するあるアラブ人の庭師は,キリスト教徒の汚さをかなりばっさりと切って捨てている。「連中はけっして体を洗わない。というのも,生まれたときに,黒い上衣を着た醜い男が頭から水をかけ,この奇妙な仕草をともなった浄めの水が,体を洗う義務から連中を一生涯開放するからだ」。もちろん,洗礼があるからキリスト教徒は体を洗わなくなる,というこのアラブ人の主張は半ば冗談なのだが,このことは中世のイスラム教徒たちにキリスト教徒がどう見られていたかを示唆している。

キャスリン・アシェンバーグ 鎌田彷月(訳) (2008). 図説 不潔の歴史 原書房 pp.49
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