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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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両方

 教育の重要性,環境の重要性はいうまでもありません。遺伝を理由に人を差別してはならないというのも当然のことです。しかしだからといって,遺伝による個人差があるという事実を無視したり否定しようとするのは,いかにそれが善意と正義に満ちたものであっても,知的に誠実であるとは言えないはずです。必要なのは,まさに「遺伝も環境も両方論」,つまり遺伝の影響をきちんとみすえたうえで,環境とのかかわりを理解し,設計していくことしかない。この結論は論理的に必然の帰結としかいいようがありません。

安藤寿康 (2012). 遺伝子の不都合な真実:すべての能力は遺伝である 筑摩書房 pp.56-57
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