なので,何か行動する時には環境を変えるのがコツです。
学級委員長とか社長ができるのは,環境を大きく変えることぐらいだからです。
入院するとダイエットがうまくいく。入院する環境にいれば,おやつが入手できにくい=食べにくい。だから痩せるというだけなんです。
要はこの原理の応用です。
社長とか学級委員長のできることは,計画的に「行動する環境そのもの」を大きく変えてしまう。
その結果,行動が変わる。社員たちも徐々に「社長の言うこともわかるよな」とか,「あんがい成果が出てるよな」というふうに実績が積み上げられていくと,ようやっと納得していく。
すると心の中の「小さな自分」たちが,重い腰をあげてようやく一致団結して,1つの目標に向かい出す。
これが「決心が長続きする」,すなわち「モチベーションが高い」という状態です。
岡田斗司夫・FREEex (2012). オタクの息子に悩んでいます:朝日新聞「悩みのるつぼ」より 幻冬舎 pp.134
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