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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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脳機能計測への反応

 他方で,心理学や教育学など人間科学のプロパーの研究者の中にも,心理研究の方法としての脳機能計測を胡散臭く思う人たちがいる。
 そうした懐疑を,新しい者への警戒心や縄張り意識の表れにすぎないと断じることはできない。人間科学の研究者たちは,自分たちの研究対象である人間の心や行動を,自然科学の方法で扱うことがどれくらい困難であるかを,日々実感しているからだ。
 脳機能計測を心理研究の方法論として用いる研究は,医療的な脳科学者からも,心理学の従来の研究者からも一定の疑問を呈されているのだ。

河野哲也 (2008). 暴走する脳科学 哲学・倫理学からの批判的検討 光文社 p.25
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