忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

消える理由

 その私立大学が100校以上も消えてしまう。
 それはなぜなのか。
 まず若年人口と進学率の推移,経済状況などを見てみよう。
 2001年から2011年までの10年間で,18歳人口は151万人から120万人に減少している。この間,私立大学は496校から599校に増加した。
 一方,在校生は進学率の上昇で203万人から213万人になっている。しかし大学数では20%も増加しているのに,在校生は9.5%の伸びにすぎない。定員割れも起きるはずである。
 10年後の18歳人口は,さらに116万人台前半にまで減る。現在,定員数を充足できていない私立大学は,599校の39%,230校を超える。何年にもわたって定員割れが続くようなら,存亡の危機に直面することになる。なにしろ私立大学は学生納入金が収入源の大きな柱だからだ。

木村誠 (2012). 危ない私立大学 残る私立大学 朝日新聞出版 pp.16-17
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]