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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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親も目一杯

親ごさんは親ごさんで,いっぱいいっぱいなのでしょうね。Aさんのご両親にしてみれば,自分の子どもがそのような行為をしたということは,ご自分たちの恥とお感じになるのだと思います。自分の恥なので,そのことについて話すことは耐え難い屈辱と感じてしまうのでしょう。なので,自分に恥をかかせた子どもを叱る,感情的になれば殴るということもあるのでしょう。学校に対しては,十分に叱ったので,もうこれで終わりにしてください,これ以上私たちの恥に触れないでくださいといった感じになってしまうのでしょうね。
 この場合,お子さんの感情と親ごさん自身の感情の区別がついていないわけです。お子さんの話を聴いてあげるという対応ができるためには,親自身の感情と子どもの感情がきちんと別のものになっていることが必要なのです。

大河原美以 (2006). ちゃんと泣ける子に育てよう:親には子どもの感情を育てる義務がある 河出書房新社 pp.149
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