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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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教えすぎ

 私が公教育の世界に入って一番に驚いたのも,実はこの点だった。教師が教えすぎるのだ。もうすぐ子どもたちが,すばらしいアイデアにたどり着こうとする。その直前で,教師が結論を出してしまう。おそらくその方が,教師としては教えた気になれるし,対面も保てるからだろう。だいたいその教え方というのも全国共通で,「ヒント出そうか?」と言うのだが,その「ヒント」はたいていの場合,その教師のやりたいことなのだ。
 義務教育には,子どもたちから表現が出て来るのを「待つ勇気」が必要だ。しかし,この勇気を培うことは難しい。ただの勇気では蛮勇になってしまう。経験に裏打ちされた自信が「待つ勇気」「教えない勇気」を支える。

平田オリザ (2012). わかりあえないことから:コミュニケーション能力とは何か 講談社 404-414/2130(Kindle)
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