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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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「氏名」

 ふつう新生児が生まれて役所に届け出る時,名の欄に「氏名」とある。この氏名を姓名とも言って済ましているが,もとは異なる概念であった。苗字・氏・姓が混用されるようになったのは明治の初め明治8年(1875)から同11年(1878)にかけてのことで,同12年(1879)ごろを境に,前代の法令の引用を除けば氏または姓が用いられるようになったという。明治23年(1890)の民法,同31年(1898)の新たな民法制定以降,制度上の名称は氏に統一されたのであるが,一方で苗字や姓の名称も廃れることなく今日まで命脈を保っている。


佐藤 稔 (2007). 読みにくい名前はなぜ増えたか 吉川弘文館 pp.38
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