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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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固執

「私たちは世界を個別に分析できる構成要素の集合体であると考えがちです」とスギハラは説明する。「実際にそうであるときは,個々の分析結果を単純に足し合わせれば全体像が浮かび上がることになります。研究者たちは,この考えに基づいて数多くの分析手法や統計手法を開発し,人間が創造した単純な仕掛けに関する研究では大いに成果をあげてきました。問題は,関心対象であるシステムが非線形で複雑であるときも,私たちは同じ線形的ツールやモデルに固執してしまうことです。いわば,鍵を落とした場所が暗がりだとわかっているのに,よく見えるからという理由で街灯の下ばかり探しているようなものです」

アンドリュー・ゾッリ,アン・マリー・ヒーリー 須川綾子(訳) (2013). レジリエンス 復活力:あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か ダイヤモンド社 pp.49
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