同じように,中国のハイスクールの生徒は「謙虚」「利他的」「正直」「勤勉」な友人を好むのに対して,アメリカのハイスクールの生徒は「楽しく」「活動的」「社交的」な友人を求めるとわかった。「この対照性は明確だ。アメリカ人は社交性を重んじ,気楽で楽しい結びつきをもたらす特性を賞賛する。中国人はより深い特性を重んじ,道徳的美点や業績を賞賛する」と比較文化心理学のマイク・ハリス・ボンドは書いている。
アジア系アメリカ人とヨーロッパ系アメリカ人に,考えを口に出してしゃべりながら推論問題を解かせた実験もある。その結果,アジア系は静かにしている方が問題解決能力を発揮し,ヨーロッパ系はしゃべりながらのほうが能力を発揮した。
スーザン・ケイン 古草秀子(訳) (2013). 内向型人間の時代:社会を変える静かな人の力 講談社 pp.236
(Cain, S. (2012). Quiet: The power of introversion in a world that can’t stop talking. Broadway Books: St. Portlamd, OR.)
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