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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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理想や理念

少し話は逸れるけれど,民主主義というのは会議をして多数決で物事を決める制度のことだが,そもそもその会議に誰が出られるのかという時点で既に平等ではなかった。そこで,労働者や貧しい人たちは,金持ちの多数決ではなく,もっと別のカリスマを求め,独裁者を歓迎した歴史がある。現在の民主主義でも,マスコミが扇動して,国民を煽っている。そんな頭に血が上った人たちの多数決で政治を動かすようなことがあっては困る。たしかに民主主義は理想的なシステムだが,このような危険な部分が欠点としてある。だから,理想や理念を忘れないように憲法というものが存在している,と考えて良い。

森博嗣 (2013). 「やりがいのある仕事」という幻想 朝日新聞出版 pp.46
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