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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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機会を

たとえば近年,教員免許の更新制や教職大学院など,教師が現場を一時的に離れて大学などで研修する機会をつくる動きが出ている。これを現職研修のような教師の役割遂行のための機会としてだけ位置づけることは,教師役割に教師を縛りつける危険性がある。
 むしろ,せっかくの現場を離れる機会を,たとえば教職の立場をいったん離れてより自由な観点からいろいろ研究するというような,教師としての役割遂行中断の機会として生かすことはできないだろうか。これを発展させれば,たとえば教師にサバティカル(1年程度,現場を離れて自由な研究を行う期間)を保証することなども考えられよう。大学院や研究所などでの教員の再研修を,そうした教師の遂行中断性を保証する場として位置づけていくことが求められる。

小玉重夫 (2013). 学力幻想 筑摩書房 pp.198
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