忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

選ぶ権利

男性が真剣であろうがなかろうが,女性にとってはお呼びでないものはお呼びでない。そんな簡単なことがなぜわからないのか,女性からすれば不思議です。でも考えてみれば,古今東西,どんな時代・社会でも,男性には「遊び」のための女,その場限りのセックスがありました。道徳的判断は別として,男性が望めば多少のカネで女性と手軽に「遊べる」というのは厳然たる事実。カネが直接からまないとしても,女性を遊ぶ相手と真面目な付き合いの相手とに分ける「娼婦」/「聖母」の二分法は過去の遺物ではありません。
 だから男性は「俺は真剣なんだ」と,セックスだけが目当てなんじゃない,君を軽く扱っているんじゃないと自分の誠実さをアピールします。男性は,それで相手の女性は安心して自分との関係を受け入れると思っているのでしょうが,でも,男性の「真剣さ」を額面通り受け取るとしても(実際のところはマユツバですが),その男性との関係を望まない女性にとっては,嬉しくもなんともありません。当然ながら,女性にだって選ぶ権利があるのです。

牟田和恵 (2013). 部長,その恋愛はセクハラです! 集英社 pp.87
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]