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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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区別できていない

ルールで決められていない「自由であること」について,各人が何を「正しい」と感じるかが,「道徳観」とか「モラル感覚」と呼ばれているものです。
 それは,人それぞれの「心の中」の問題なので,何を「正しい」と感じるかは,各人の自由です。ですから「ルール違反」ということはあっても,「モラル違反」ということはあり得ません。
 他人に「モラル違反」などと言う人は,「私のモラルとちがう」「わたしは気に入らない」と言っているだけなのです。この「心の中のモラル感覚」と「行動についてのルール」を区別できない人が多い——というのが,実は日本人の特徴です。

岡本 薫 (2011). 小中学生のための 初めて学ぶ著作権 朝日学生新聞社 pp.17
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