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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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交易品

インディアンとの交渉の中で,徐々に標準的な交易品となったのは,銃とその付属品,斧,ナイフ,ヤカン,毛布,ブラジル・タバコ,ブランデー,ビーズなどである。タバコ1つをとっても,最初に提供されたのはヴァージニア・タバコだったが,1685年からはフランスの例にならって,ポルトガルから輸入したブラジル・タバコが使われるようになる。ロープ状に巻かれ,独特の香りを持つブラジル・タバコを,インディアンが「魔法の草」として珍重したからである。1708年と15年にポルトガルからの輸入が途絶すると,ハドソン湾会社はオランダ商人を通じ2倍以上の高値でブラジル・タバコを購入している。ブランデーは,オルバニーでは1698年から,ヨークでは1718年から主要な交易品として帳簿に記載され始めた。

木村和男 (2004). 毛皮交易が創る世界:ハドソン湾からユーラシアへ 岩波書店 pp.37-38
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