忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

カルトは大変だな

最初は,自分がカルト教団に属しているとは夢にも思っていなかった。1995年のオウムの地下鉄サリン報道があった時も「カルトは大変だな」と思ったぐらいだ。証人たちは聖書の預言にある偽キリストが出てきたと言って騒いでいた。
 「私たちは真の宗教だけど,世の人からオウムと一緒にされなければいいね」
 「サタンも,人間を惑わすのに必死ね」
 「ハルマゲドンが近いと,こういう危険なカルト教団が増えますね」
 「みんな,あんなに出家して。ニュース見てやめようと思わないのかしら」
 「私たちは,エホバと組織に守られているからよかった」
 証人たちは神の真の組織に属しており,真理を持っていると信じて疑わなかった。そして,サタンの罠であるカルト教団から身を守ってくれる組織に感謝した。

佐藤典雅 (2013). ドアの向こうのカルト:九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録 河出書房新社 pp.13-14
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]