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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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父親似?

さらに念には念をということで,心理的な側面でも後押しする。新生児に接する機会があったら——できれば自分の子でないほうがいい——,周囲の人たちの感想に耳を傾けよう。カナダのマクスター大学でマーティン・ダリーとサンドラ・ウィルソンが行なった研究では,新生児と母親,母親の両親がいるところに父親が入ってくると,目・鼻・額・あご……がいかに父親似かという話題に急に切りかわるという。メキシコでの研究でも同様の結果が報告されていた。しかし正直なところ,どう見ても新生児に父親の面影などない。もちろん話すほうもそんなつもりはなくて,お父さんにこれからがんばってもらうための動機づけを提供しているのだ。それでいいのである,きっと。

ロビン・ダンバー 藤井留美(訳) (2011). 友達の数は何人?:ダンバー数とつながりの進化心理学 インターシフト pp.121
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