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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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ラプラス

原因の確率の理論を最初に考えだしたのは確かにベイズだが,ラプラスが独力でラプラス版の原因の確率の理論を発見したことははっきりしている。ベイズ—プライスの小論が発表されたとき,ラプラスはまだ15歳だった。しかもこの小論は,イギリスの上流階級を読者対象とする英語の雑誌に発表されただけで,以後一度も話題にならなかったらしい。そのため絶えず海外の雑誌に目配りしていたフランスの科学者たちですら,ラプラスが一番乗りだと考えて,その独創性を心から褒め称えた。

シャロン・バーチュ・マグレイン 冨永星(訳) (2013). 異端の統計学 ベイズ 草思社 pp.53-54
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