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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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地位

復習しますと,小学校では,クラス全体の中で,いじめられている児童や嫌われている児童を「地位」の低い児童と捉えており,「地位」の高い児童は,みんなから人気のある,みんなでする遊びのうまい生徒と捉える傾向があります。
 一方で,特に中学校以降になると,個々の生徒が何らかのグループに所属し,それぞれのグループに名前をつけて,グループ間で「地位の差」を把握していることがわかります。
 そこでの「地位の差」は,「いじめ」として表現されることはなく,日常的な教室の風景として語られていく傾向があります。ここにこそ,「いじめ」とされない「スクールカースト」独特の問題があるような気がしてなりません。

鈴木 翔 (2012). 教室内カースト 光文社 pp.101-102
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