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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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人間のあり方そのもの

世界が偶然の寄せ集めととらえられることに気づいたとき,そういう偶然性を,なんとか必然性へと読みかえようとするこころみ,その1つが占いなのではないだろうか。われわれの人生,また世界に起きることに,理由や根拠をあたえ,世界を秩序づけられたものとしてみることを,占いはおこなおうとしているのだと考えられるのである。その意味で,占いは,人間というもののあり方そのものに根ざしており,それゆえ,はるか昔から今にいたるまで,人間は占い行為をおこなうのであり,おそらく,このあとも,どんなに科学が進歩しようと,占いに頼る人がいなくなることはないだろう。

板橋作美 (2004). 占いの謎:いまも流行るそのわけ 文藝春秋 pp.216
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