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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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犯罪に近い

イスラエルの政治家で,小さなテロは許容すると公言する者はいないが,実際に国がおこなっているのはそういうことだ。国民が恐怖にとらわれれば国が機能しなくなり,テロリストの思うつぼだからだ。国の戦略のなかでは,テロが起きた直後でもできるだけ普通の生活を送れるようにすることに主眼がおかれている。たとえば,警察は爆発後4時間以内には現場を片付け,人々にすみやかに仕事,買い物,レジャーに戻ってもらうようにする。小さなテロは,脅威というより犯罪に近い感覚で扱われている。

ネイト・シルバー 川添節子(訳) (2013). シグナル&ノイズ:天才データアナリストの「予測学」 日経BP社 pp.488
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