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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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あるべき姿

国・都道府県・市町村一体としての教育行政制度の樹立という点からはかなり問題があると思われる大阪府と大阪市の教育行政基本条例についてさえ,文部科学省は静観している。こうした動静からは,地方分権を最大限尊重し教育委員会の独自性を認めていく方向が明確に窺える。文部科学省と教育委員会の関係は,地方分権推進の流れの中で新しい形をとり始めている。中央集権の時代が終わりを告げるからには,これもあるべき姿なのだと言えよう。上意下達がいいとは限らない。

寺脇 研 (2013). 文部科学省:「三流官庁」の知られざる素顔 中央公論新社 pp.92
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