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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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半分は調整

しかし,研究者の仕事の半分以上は,こうした調整なのだ。このような調整と実務が並行できなければ,将来にわたって研究の仕事をしていくことはむずかしい。このようなことにも,訓練が必要だ。
 調整が苦手な人に共通する考えは,「自分の都合はみんながわかっているはず」という非現実的な確信のように思われる。あなたの予定を,説明しないで人がわかっているわけがない。論文の提出期限を,誰もが配慮してくれるわけでもない。それに向かってすべてを調整するのは研究者自身であり,他人は誰もそれをしてくれない。

萱間真美 (2013). 質的研究のピットフォール:陥らないために/抜け出るために 医学書院 pp.65
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