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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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触れずに診察

19世紀の医師は,女性の患者に触れることはもちろん,間近に見ることさえ躊躇していた。「検査」とは,きちんと衣服を身につけた女性がゆったりした椅子に腰かけて自分の病気について語り,医師はその女性の「顔つきや全体の雰囲気を観察する」ものだった。体に手を当てるなどもってのほか,ほんの一瞬軽く触れることさえあってはならないことだったが,体温を測ったり脈を取ったりすることは許されていた。

ネイサン・ベロフスキー 伊藤はるみ(訳) (2014). 「最悪」の医療の歴史 原書房 pp.205
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