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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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古代ギリシャの水泳

水泳は古代ギリシャの文化に深く組み込まれていたため,プラトンは「無知な人とは,文字も読めなければ,泳ぐこともできない人である」という,紀元前360年にはよく知られていた諺を引用している。アレキサンダー大王は泳げない不名誉を悔やんだ。「わたしはこのうえなくみじめな男だ」。彼の率いるマケドニア軍の部隊が,敵の要塞前に横たわる大きな川に直面すると,彼は嘆いた。「ああ,わたしはなぜに泳ぎを習わなかったのか?」。一方,ソクラテスにとっては,水泳は決定的に重要な生活技能であった。「水泳は人を死から救う」と述べている。

リン・シェール 高月園子(訳) (2013). なぜ人は泳ぐのか?水泳をめぐる歴史,現在,未来 太田出版 pp.26-27
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