忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

理工系への興味は教えられて高まるものではない

 本物の理工系人間,特に工科系の人間は,出発点からして違っている。彼らにモノづくりをさせるため,ああしろこうしろと教える必要はない。言われなくても作ってしまうからである。教育する前から,モノづくりの衝動があるのだ。才能のある本物の理工系人間は,しばしば教える側よりも優秀である。彼らは,誰に教わるでもなく,自分の思うままに学び,実践し,技術を習得していく。彼らは,社会状況がどうなっても,理工系を選択するに違いない。社会的に有利だろうが,不利だろうが,そんなことはこれらの選択を変える力をもたないだろう。金融のほうが儲かる?それがどうした。彼らは,モノをつくるために生まれてきたのである。金勘定など二の次なのだ。

神永正博 (2008). 学力低下は錯覚である 森北出版株式会社 p.93
PR

TRACKBACK

Trackback URL:

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]