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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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可能なかぎりの最善

ラテン語で「可能なかぎりの最善」を意味する「オプティマム」に由来する「オプティミズム」は,ドイツ人の哲学者にして数学者のゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(1646〜1716)が考えた概念だ。ライプニッツによれば,神は可能なかぎり最善の世界を創造した。だから。それをさらに改善することはできない。つまり,オプティミズム本来の意味においては,「ものごとの明るい面」だの「グラスに水が半分もある」だのの概念は無縁なのだ。

エレーヌ・フォックス 森内薫(訳) (2014). 脳科学は人格を変えられるか? 文藝春秋 pp.25-26
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